同じく岩浪美和氏が音響調整したシネプレックス水戸の4DXガルパンも観たい!
せっかくなので近くの聖地・大洗も行こう!!
ということで2月27~28日に行ってきた。
ルートは都内西方面→上野→水戸→大洗。
■上野から水戸へ
上野→水戸は10:00発の常磐線特急列車ひたちを利用。乗車1時間6分、運賃2040円+特急指定料金1390円。
普通列車もあるが、乗車約2時間。1時間節約 or 1390円節約の選択で時間を選んだ。
切符はえきねっとで席を選んで予約し、駅の発券機で引き換えた。
上野駅到着から出発まで30分くらい余裕があったので、朝食を食べようと駅構内を見てまわった。想像以上にたくさんの店があり、上野駅経由で通勤している人は、毎日いろいろな朝食を食べられていいなあと思うレベル。
そんな中、朝食としてはレア度の高いじゃんがらに入ってみた。「じゃんがらみそSet」は明太子ごはんを主食として、みそラーメンは味噌汁として飲む感じか? とノーマルラーメンより軽いイメージで頼んだら、けっこう量が多くガチで満腹になってしまい早くも不安がよぎる。
ひたち車内。古く埃くさいローカル線を想像していたが、車両はピカピカで連結部のドアが全面ガラスだったりして、思いがけず高級感が漂う。進行方向最前列を選んだら壁の下方にコンセントがあってラッキーだった。
■水戸観光
水戸駅の北に出てすぐのビルにFallout4の看板。やや寂れ感のある風景になじみ、いつのまにか核戦争後の世界に来てしまったのか……? としばしSF気分にひたる。
その右手には丸井水戸店があり、1階のUFOキャッチャーはガルパン化していた。3月21日までは7階のイベントスペースにガルパングッズを扱う「ガールズ&パンツァー オンリーショップ」がオープンしている。大洗では買えない丸井独自グッズもあるので油断できない。
同期間、この店を含む4カ所で「水戸・大洗スタンプラリー」も行われている。スタンプの台紙には場所の名前しかないので、土地勘のない人は配布場所にある地図を撮影しておくと探すのが楽(自分はアニメイトの場所がわからなくて歩きまわったが、丸井の地下1階だった。上のマップはシネプレックス水戸で撮影)。景品の引き換えは大洗のみなので、水戸の3カ所は先に押しておくのがベスト。いずれも駅から近いのですぐ回れる。
水戸駅の改札を出てすぐ北にある「ミルスタ」。牛乳を使った飲み物を中心に提供している。その場で牛乳と苺を混ぜてシェイクに加工してくれる「たっぷり苺のぜいたくシェイク」はめちゃくちゃおいしかった。お店のグッズもあり、自分は写真の左上にあるB-1の缶バッジを購入。茨城に対する好感度が大幅に上がった。
水戸→大洗は鹿島臨海鉄道で移動する。乗車約20分で220円。
時間帯によるものの、昼でも1時間に1本しかないことがあるので時刻表は要確認。自分は水戸→大洗にすぐ行こうと思っていたが、特急の降車位置からホームをたどって改札までがかなり遠く、鹿島臨海鉄道の乗り場もよくわからず、いったん改札を出て(実際は改札を出ずに乗り換えできる)うろうろしていたら直近の電車は出てしまい、次の電車まで約1時間…というありさまになってしまった。初見なら乗り換えに15分は見ておいたほうがよさそう。
また、水戸駅でJRと鹿島臨海鉄道の改札は共有されているものの、鹿島臨海鉄道でICカードは使えないので切符を買わなければいけない。よくわからないままICカードで水戸駅の改札を通った自分は、車内で切符を発券してもらい、間違ってICカードで乗っちゃいましたという内容の書類を書いてもらい、帰りに水戸駅でICカードと書類を出して入場記録を消してもらう…という事案に。乗務員さんごめんなさい。
■センシャラウンドネクストディメンション4DX
ついにやってきた「シネプレックス水戸」! 水戸駅の南に出ればすぐ右に見える(上の水戸納豆像の背後に見える茶色い建物)ので、初心者でも安心。入り口には手作り感ある「センシャラウンドネクストディメンション」のポスターがあり、ついに来たのだという感慨に包まれる。隣の空席状況の案内を見ると、2月27日のガルパンは夜まで満席だった。
売店では数量限定の「ダージリン様のポップコーンセット」を販売していた。しおりは2種類ともあり、せっかくなのでダージリン様の方を選択。ダージリンピーチティーソーダは桃の香りが華やかで優雅な気分になれた。4DXやMX4Dでは飲食物の持ち込み禁止の映画館も多いが、ここはOK。ポップコーンはこぼれやすいので、チケットチェック後の場所にポップコーンを入れるための袋が用意されている。
4DXは、始まったとたん「これが戦車の振動……!」とニヤニヤ。戦車によって乗り心地が違い、お風呂でシャボン玉が飛んだり、ボコミュージアムで肩叩きみたいなボコボコ効果があるなど、モーションプログラマーの人も楽しんでいるのだろうなあという印象。正直、4DXパシフィック・リムみたく全編ガタガタ揺さぶられるのはしんどいが、ガルパンはモーションがマイルドで最後まで楽しめた。余裕すぎるので、チケットが取れればシネマサンシャイン平和島のエクストリーム4DXガルパンにも行こうと思っているくらいだ。
音は派手めな調整なのかな?という印象。
ノーマルバージョンを見ていないので違いはわからないが、立川の極爆はいいスピーカーで余裕のある抜けのいい音をガーンと鳴らしてるのに対し、水戸は限られた機材で解像感を維持しつつ限界のドンシャリを目指した感じ。立川の音響は音に余裕がありすぎて映画としては特殊な印象になるので、水戸の方が映画館らしいかもしれない。
上映は19:40終了。その時間帯から気軽に行けて、あんこう鍋を食べられる場所、ということで水戸駅構内の観光案内所で尋ねたら「てんまさ」をおすすめされたので行ってみた。気取らない雰囲気で、お手頃価格であることから地元民が多いのかな?という印象。あらゆる面でお値段なりではあるが、納豆大葉揚げ・納豆磯辺揚げ・納豆オムレツなど納豆料理が豊富で、水戸的なものを求めて来るにはちょうどよく、お財布にも優しく満足。
宿泊は駅からほど近い「コートホテル水戸」。ほかのホテルに空室がないというネガティブな理由で選んだものの、宿泊料金は安く、公式サイト経由で予約するとチェックイン時に水orカップラーメン1つ無料でもらえて、チェックアウト時間無料延長というサービスの良さ。川沿いと大通り沿いの2ルートから行けるが、大通り沿いに行けば途中にセブン-イレブンがあってちょっとした買い物に便利。朝食をセットにした場合、食券をもらって1階にあるデニーズで食べるというちょっと珍しい体験ができる。
■水戸から大洗へ
翌日、宿泊用の荷物や先走って買ったおみやげなどを水戸駅のコインロッカーに預けて鹿島臨海鉄道で大洗へ。
切符を買わねばならないことを知らず、乗務員さんにお手数かけてしまったのは反省点。車窓を眺めていたらすぐ大洗に到着。ホームにある立て看板がガルパンで、改札に出るまでのところにもガルパンの看板があり、改札を出ると右にガルパングッズで満たされた観光案内所があり、左にはガルパングッズも扱う売店がある。この段階ですでに町おこしの「やらされ感」が全くない、受け入れ側も客側もノリノリな空気が伝わる。
電車が運良くラッピング車両だった。外も中もガルパン一色。
駅の各所に手作りの歓迎感がみなぎる。外にはアニメに出てきたイルカ像があり、「これがあの!!」と作品世界に自ら入り込んだ感動に包まれた。
バス乗り場は駅に向かって右側。まず離れた場所にある「大洗磯前神社」にバスで行って、あとは適当に歩きつつ必要に応じてバスを使おうという作戦で循環バスの「海遊号」に乗った。料金は1回100円or1日フリー乗車券200円。どちらも乗車時に運転士さんに直接お金を払う。
バス車内の座席は木造で、ほっこりした雰囲気。1日フリー乗車券はマップ・時刻表・観光地の割引券が一体化していて便利。写真は乗車した2月28日時点のもの。
■大洗磯前神社
バスで「大洗磯前神社下」へ。バス通りに面した鳥居がめちゃくちゃでかく、迷う余地はない。そして、中には大きなガルパンの絵馬が。絵馬の奉納スペースには予想通り痛絵馬が大量にあった。神田明神×ラブライブみたいなアニメグッズの販売はなく、素朴な雰囲気。
■大洗シーサイドホテル
大洗磯前神社を出て、徒歩ですぐの大洗シーサイドホテルへ。ロビーの奥にあるレストラン「ウィスタリア」は海が見えるロケーションで自動演奏ピアノがありザ・上品な店だが、戦車ケーキと飲み物のセット(700円)がある。下のクレープミルフィーユ部分が特においしく、もっと食べたかった。同じくガルパン観光で来ていたらしき隣席の人はあんこうの天丼も頼んでおり、めちゃくちゃ山盛りで心惹かれたが今後の食べ歩きも考えて我慢。
ホテルのロビーでは小規模ながら各所のガルパングッズを販売し、色紙やサイン入りポスターも展示されていた。
■市場
観光マップを見ると、海岸沿いに市場や食べ物屋がいくつかあるようなので、大洗シーサイドホテルからやや距離はあるが歩いて行ってみることに。日曜日なので業務寄りの市場なら閑散としてる恐れも…?と思ったが杞憂で賑わっていた。食材だけでなく、その場で食べられる紙コップ入のあんこうの唐揚げや、1杯ずつ売ってるあんこう汁などもあり、買い食いがはかどる。
サンビーチ通りの海側、「海・山直売センターいきいき」を中心として市場テイストの店が集まっている。「かあちゃんの店」は人が並んでいて人気店のようだった。「いきいき」と「かに弥」に挟まれた通りを北に行くとすぐ、串揚げでガルパン民に知られた「ウスヤ精肉店」がある。
■ウスヤ精肉店
ウスヤ精肉店で念願の串揚げ! いくらでも食べられそうなサクサク感。店頭のテーブルで食べていると、次から次へとガルパンおじさんがやってきた。
現地に行くまで、見ただけでガルパンおじさんかどうかなんて分からないし、分かるなんて偏見だろう……と思っていたが、やはり分かる。オタクぽいとかデブとかガリとか臭うとかいうわけではなく、荷物の多さや徒歩・もしくは貸し自転車で移動している(地元民はだいたい車)点で何となく判別できてしまうのだ。
■丸五水産
丸五水産のかんそいも(干し芋)。魚屋ぽいけど魚はないのか……?と店頭を眺めていたら、お店の人からお茶をすすめられ、どうやら海産物はないらしいので置いてあった干し芋をとりあえず買ってきた。これを家に帰ってから食べたらめちゃくちゃうまい!!! 自分が今まで食べていた干し芋はゴムか?と思えるレベル。炙らなくてもほっこり甘く、ベタベタしていない適度な乾燥状態。こんなにうまいと知っていたら、余裕で5袋は買っていた。次から本気出す!
■森屋菓子店
ガラスケースの中に、きれいに並んだ大量のシベリアが! 店内はそれほどガルパングッズに侵食されておらず、古風な店内の雰囲気もあいまってタイムスリップ感に包まれる癒やし空間が生まれていた。
■ume cafe WAON
ガルパングッズで溢れかえる店が多い中、ここだけ都会のカフェ然とした雰囲気の梅干し屋さん「ume cafe WAON」。店頭のメニューで気になった「焼きおにぎり梅茶漬け」を食べてみた。焼きおにぎりの香ばしさと、出汁と、梅干しの酸っぱさがナイスハーモニー。漬物も素材の香りが感じられてフレッシュなおいしさだった。
■山戸呉服店
ガルパンデザインのオリジナルタオルがたくさんあり、自分が行った時は次から次へとガルパンおじさんがやってきて会計の列が途切れない人気ぶりだった。模様をプリントしたものや、校章やチームイラストが織り込まれた「本物ぽい」ものもあって、日常的にガルパン世界にひたるにはもってこいのアイテム。初心者なのでとりあえず、大洗の校章を織り込んだバスタオルとフェイスタオルをゲットしてきた。
■肴屋本店
戦車が突入することで知られる「肴屋本店」の外観を見学。間口が広く超立派。向かいにはガルパン仕様の自販機があった。
■味の店たかはし
「みつだんご」という文字を見て普通の串団子を想像していたが、全然違った。「みつ」部分はみたらし団子のタレなのだが、「だんご」部分が小麦粉を焼いたふわふわの食感(といってもパンケーキのようなふわふわではなく出来たての餅に近い)で、みつをつけた上からきなこをかけて食べる。めちゃくちゃうまい!! 店内で1本だけ食べて、あまりのうまさにおかわりしようと思ったが次々とお客さんがやってくるので断念。この店は地元民らしき人も多く見かけた。
■ジョイショップ タグチ
おもちゃ屋さんで、プラモ類が充実。店頭のディスプレイにはキャラフィギュアにまじってプチッガイもいた。店内にラベルがガルパン仕様の接着剤があったのでゲット。
■大洗リゾートアウトレット2階 ガールズ&パンツァーギャラリー
いままで町で作られたグッズの展示、現行グッズの販売、ガルパンによる町おこしの歴史、などを見ることができる。今回クックファンには行けなかったが、まさかここで戦車カツのサンプルを見られるとは思わなかったのでガン見してきた。「ガル缶」は欲しくてお店にいったのだが、1000個作ったけどあっという間に完売してしまったとのことでゲットかなわず。
「水戸・大洗スタンプラリー」のゴールは、ここのグッズ販売スペース。レジで景品のカードをもらえる。
■マリンタワー2階 Panzer vor
マリンタワーの「Panzer vor」で夕食。2階ということで、エレベーターに乗って2階のボタンを押したらめちゃくちゃ上までいって何ぞ!?!?!?!?となった。よくわからないが途中階は省略されていて、展望台の下のスペースが2階である模様。眺望はすばらしく、こんなロケーションにアニメコラボ喫茶を作った英断ぶりを感じる。
メニューは全体的にお手頃価格で、紅茶がポットで500円、鉄板焼きナポリタンが850円など。展望台の入場料は330円なので、それに少し足すだけで優雅に紅茶を飲みながらゆったり景色を眺められるというのはお得感がある。ナポリタンはこの写真で見る雰囲気よりずっとボリュームがあり、スパゲティは平べったく食べごたえのあるものがたっぷり一人前で底面は鉄板でいい感じの焦げ目が付き、チーズとスクランブルエッグがのっている。
帰路へ。町の誰もがフレンドリー(ガルパンおじさんもフレンドリーで、基本的に礼儀正しい)で、食べ物が安くておいしく、巡りきれない場所も多かったので、帰る前からまた来たくなってしまった。
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