2011/11/24

AIONを立体視してみた。

ディスプレイはソニーのHMZ-T1。

amazonでプレミア価格になってるけど、本来は59800円。
製品発表日(8月31日)にヨドバシドットコムに予約を入れ、
発売日(11月11日)に定価で入手。

1280×720ピクセルの有機ELパネル2枚を左右に並べ、
左右の目の位置に応じた視差のある映像を映すことで立体視させる仕組み。

入力はHDMI1系統。

解像度からわかるとおり、普段フルHD(1920×1080ピクセル)でプレイしているとHMZ-T1は狭すぎる。
とはいえ、2Dでさえ美しいAIONの画面を3Dで見てみたいわけで。

HMZ-T1に3D映像を送り込むソフトはPCのグラフィックボードによって違い、
うちのGTX-480ではnvidiaの「3DTV Play」を使う。

radeonや、nvidiaの「3DTV Play」非対応グラボの場合は「tridef」ってのが使えるらしい。
(tridefを使った4gamerの記事→ http://www.4gamer.net/games/038/G003884/20111105002/

「3DTV Play」は製品版と14日間限定の無料版がある。今回は動作確認できればいいので無料版を選んだ。
対応OSはWin7とVista。対応グラボはGT320以上。ドライバは最新版にしておいた。
(必要スペック→ http://www.nvidia.co.jp/object/3dtv-play-system-requirements-jp.html
(購入→ http://www.nvidia.co.jp/object/3dtv-play-overview-jp.html
(試用版→ http://www.nvidia.co.uk/object/3dtv-play-trial-activate-uk.html
(ドライバ→ http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp

「3DTV Play」をインストールする時は、事前にPCとHMZ-T1をつないで電源を入れておく。
でないと、対応ディスプレイがないと言われてインストールが中断してしまう。

接続にはグラボのHDMI端子を使用(DVIからの変換はできるかもしれないが試していない)。
フルサイズのHDMI端子なら、HMZ-T1付属のケーブルで接続できる。
ミニサイズの場合は別途ケーブルか、変換アダプタが必要。
いずれの場合も、3Dデータは転送量が多いのでハイスピードか3D対応のものにする。
インストールに成功すると、インストール内容の詳細が表示される。



立体視できるよう設定するには、デスクトップを右クリックして「NVIDIAコントロールパネル」→「ステレオスコピック3D」→
「ステレオスコピック3Dを設定します」を選び、「ステレオスコピック3Dを有効にする」をチェック。
(インストールに失敗していると画面中央に黒地のロゴが表示されず、チェックを入れても立体視できない)



AIONの起動方法は通常通り。
画面モードは「フル画面」の場合のみ立体的に表示される。
解像度はHMZ-T1のパネルサイズに合わせて1280×720にする。
別の解像度でも表示はできるが、解像度が高いと文字が縮小されて非常に見づらい。
最初、右下に3D対応ソフトであることが表示されるが、これは画面の説明どおり「Ctrl+Alt+Insert」で消せる。



さて、肝心の3D画面を見せたいのだけど、キャプチャは片目分しかできなかった。残念…。
そして、この残念画像。

(立体視してる場合)


(通常)


AIONの中ではベルスランの氷の世界が好きなんだけど、立体視するとコンクリートの世界になってしまう。
全体的に、半透明・光などの表現が残念なことに。
アビスだと、飛行時間が増えるリングの内側の光や、地面からオーロラのように立ち上がる赤い光などが
視界に入ったとたん一番手前に表示されて非常に見づらい。
そのうち対応してほしいですね。

不満点はあるものの、3D世界に入り込んで操作できるのはとてもおもしろかったです。


■以下、AION以外のHMZ-T1生活

・Child of Eden(PS3・立体視)
3D空間で、基本的にロックオンレーザーで攻撃していくシューティング。
操作自体は特に変わったものじゃないけど、宇宙空間が広がってきれい。

・WipEout HD 体験版(PS3・立体視)
昔あった、体感筐体を使ったコナミの近未来レースゲー「スピードキング」ぽい。
HMZ-T1だと加速度は体感できないけど、画面の立体感とスピード感が似てるのかな。

・初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアター 2nd(PS3・立体視)
PSPとの連携ソフト。収録曲のプレイデモを表示する時だけ立体視できる。
立体視状態でゲームができないのと、視点変更できないのが残念。

・元気ロケッツ Curiosity(ブルーレイビデオ・立体視)
収録曲のうち、StarLineが立体視のデモ動画かってくらいオブジェクトが移動しまくる。
HMZ-T1で見る機会があれば、ぜひ見たほうがいい。単純におもしろい。

・ラプンツェル(ブルーレイビデオ・立体視)
古いディズニーアニメのデフォルメ表現を、そのまま3Dにしたような違和感のない映像。
主人公の少女は髪の毛に魔法の力が籠もっていて、
髪の束が内側から金色に発光してキラキラするシーンがものすごく印象的。

・Deep Sea 3D(ブルーレイビデオ・立体視)
珊瑚礁の海中散歩+魚介類の生態解説。癒し系。

・パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(ブルーレイビデオ・立体視)
話が普通におもしろかった。剣が飛び出したり、物が手前に転がってくるなど、3D的にも楽しめる。

・ブラック・スワン(ブルーレイビデオ・2D)
薄暗い場面が多いけど、HMZ-T1だと暗部がつぶれずディテールがはっきり見える。
そして、ホラー的な意味ですさまじく恐かった…。

・アマデウス(ブルーレイビデオ・2D)
オペラ劇場の場面でフィルムの粒子ぽいノイズが見えたけど、
それ以外は全体にクリアかつ、HMZ-T1のシネマモードの音がクラシックに合ってて迫力あった。

などなど。

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